センター長挨拶

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少子高齢化時代が到来する我が国において社会の活性化をもたらすためには、 シームレスなコミュニケーションを実現するユビキタス情報社会が重要な役割を果たすものと期待されています。 このたび、東京大学では、このような社会に向けて、ナノテクノロジーに立脚した次世代デバイス技術基盤を確立するために、 ナノエレクトロニクス連携研究センター(Nanoelectronics Collaborative Research Center: NCRC)を設立しました。 NCRCは、駒場リサーチキャンパスにおいて生産技術研究所と先端科学技術研究センターにより共同運営されているセンターであり、 ナノエレクトロニクス研究の世界的拠点 (the Center of Excellence: COE)となることをめざします。
 NCRCは、東京大学はもとより産業界や国内他大学、海外大学との緊密な連携関係のもとで研究を推進します。 これにより、社会に開かれた大学として新しい連携体制の構築をはかると共に、 リーダシップを担う力強い人材を育成すします。
  さて、NCRCは、2002年度から5年計画で、文部科学省世界最先端IT国家実現重点研究開発プロジェクトの一つとして 「光・電子デバイス技術の開発」プロジェクトを推進します。本プロジェクトでは、 半導体ナノテクノロジーを中心とした基盤技術開発により、次世代高性能光源および関連光・電子デバイスを実現し、 将来の情報ネットワークに向けた素子技術の革新化をはかります。また、本プロジェクトは、 同じく2002年度より発足した経済産業省高度情報基盤プログラム・フォトニックネットワークデバイス技術開発プロジェクトと 緊密に連携をはかっています。このプロジェクトの集中研究所は、やはり駒場リサーチキャンパスに設置されています。
 NCRCは、活力ある安心社会の実現をめざして、産官学による二つの省庁間連携国家プロジェクトの実施に貢献し、 ナノテクノロジーに立脚した将来の情報基盤技術の研究開発を行う所存です。皆様のご支援をよろしくお願い致します。


先端科学技術研究センター・生産技術研究所・教授 
ナノエレクトロニクス連携研究センター長

©2002-2006 Nanoelectronics Collaborative Research Center