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TOPICS

5月16日にイタリア−日本 ナノテクノロジーワークショップ, 5月17日にイタリア文化会館にて、東京大学生産技術研究所とイタリア技術機構国立ナノテクノロジー研究所との間における研究交流推進確認書の調印式を行いました。

これは、東京大学生産技術研究所(日本)とイタリア技術機構国立ナノテクノロジー研究所(イタリア)の両機関の研究及びその他の学術的活動を促進させるために、ナノテクノロジーにおける協力を推進し、本研究交流推進確認書を締結することを確認するものです。




概要

東京大学ナノエレクトロニクス連携研究センター(NCRC)は、グローバル連携研究拠点網構築事業に参加しています。 グローバル連携研究拠点網の構築事業は、 国際的な研究イニシアティブの確保と高水準な学術分野の創成を目的に、 東京大学生産技術研究所と世界を結ぶ海外研究網の支援体制及び強固で融合的な共同研究体制の確立を目指す活動です。

ナノエレクトロニクス連携研究センターでは、平成16年11月の日伊科学技術協力に関する共同宣言に基づき、イタリア共和国の研究機関とナノ情報テクノロジーに関する共同研究を推進いたします。

事業の主体である東京大学生産技術研究所では、専門分野の近い複数の研究室が自発的に協力しあうグループ研究活動が発展し、このような研究グループを組織化した研究センターや連携研究センターにおいて、当該分野の総合的な研究が推進されています。これらのセンターが核となり海外の研究機関と連携し、当該研究の世界的な研究拠点を目指したグローバル連携研究拠点網の構築事業を平成17年度より推進しています。この事業によって、国内外の研究ネットワークの面的・戦略的統合をはかり、国際的な研究イニシアティブを確保しつつ新たな学術分野を創成することによって、学問の進展と社会変化に起因する新たな課題に対し的確に応えていくことを目指しています。 現在、マイクロメカトロニクス国際研究センター、都市基盤安全工学国際研究センター、サステイナブル材料国際研究センター、海中工学研究センター、先進モビリティ(ITS)連携研究センター、ナノエレクトロニクス連携研究センターの6つのセンターが活動を行っており、すでにパリとバンコクに拠点が設置されています。

連携先

連携先であるNNL(NATIONAL, NANOTECHNOLOGY, LABORATORY)は、イタリアNational Institute for the Physics of Matterとthe local Faculty of Enineeringの援助により、イタリア、レッチェ大学に設立されました。物理、科学、工学、バイオの分野で活躍する約170人の構成員からなる大きなナノテクノロジー研究所です。ナノ構造の自己形成法、無機有機ハイブリッドシステム、分子工学、メゾスコピック系などのボトムアップによる手法と、超高精度ナノテクノロジーをもちいたトップダウンによる手法により新しいナノシステムの探索と発展を行っています。

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作成者 : Toshi Nakaoka, Tetsutaro Yukutake